インボイス制度では、消費税額の端数処理は1請求書につき、税率ごとに1回です。明細の1行ごとに端数を処理することは、認められていません。
10%対象の明細が3行ある請求書を考えます。
| 品目 | 税抜金額 | 消費税(10%)の端数つき |
|---|---|---|
| A | 1,005円 | 100.5円 |
| B | 1,005円 | 100.5円 |
| C | 1,005円 | 100.5円 |
誤りになる方法(行ごとに切り捨て): 100円 × 3 = 300円
正しい方法(合計してから1回): 税抜合計 3,015円 × 10% = 301.5円 → 切り捨てて 301円
行ごとに処理すると、1円ずれました。件数が多いほど、ずれは大きくなります。
端数をどう丸めるかは、事業者が選べます。切り捨てがよく使われますが、決まりではありません。一度決めたら、請求書ごとにばらつかないようにするのが無難です。当サイトのツールは切り捨てで計算します。
10%と8%(軽減税率)が混ざる請求書では、税率ごとに合計して、それぞれ1回ずつ端数を処理します。合計額が、税率ごとの消費税の和になります。
見積書・納品書・領収書もまとめて使いたい方は、4点セット(BOOTH・¥980)もあります。
一般的な情報提供です。個別の判断は国税庁の案内や税理士にご確認ください。